従業員アンケートの結果、評価対象6項目すべてでスコアが改善。欠勤日数は全国平均を下回る水準に
近畿地方のIT・システム開発会社(従業員規模70名前後)で、健康経営優良法人の認定取得に向けて2年目となる従業員アンケートを実施しました。結果は、評価対象となる6項目すべてで前年からスコアが改善するという成果に。一方で見えてきたのは、「制度はあるのに、伝わっていない」という職場に共通する落とし穴でした。
※守秘義務の観点から、社名・所在地等が特定される情報は伏せています。
1年間の主な変化
- 欠勤日数(1人平均):3.4日 前年6.6日から改善・全国平均4.1日を下回る水準
- 1人当たり損失額:▲16% 58.3万円→48.7万円
- 福利厚生の認知度:62% 前年46%から向上
見えてきた課題:制度はあるのに知られていない
アンケートで「従業員があるとよいと考える制度」の1位に浮上したのが「介護をしながらでも働き続けられる制度」。前回3位から順位を上げた形です。ところがこの会社には、介護休業制度・時短勤務制度がすでに存在していました。ヒアリングを重ねる中で見えてきたのは、制度そのものではなく、その存在が従業員に十分に伝わっていないという点でした。
悩みの上位に「お金」(現在の収入・今後の見通し)が2年連続で並んだことも、運動や食事のセミナーだけでは解決しない領域として浮かび上がりました。
取り組み内容
- 既存の介護休業制度・時短勤務制度の周知を強化(対象年代へ随時説明)
- ライフプラン・資産形成セミナーを開催(NISA・iDeCoの活用法を含む)
- 福利厚生メニューの認知向上施策
- 健康経営優良法人の申請書類作成サポート(2年連続)
- 事故リスク該当者:43人(前年度)→ 22人(今年度) 該当割合は51%→30%に半減
担当コンサルタントより
「制度を作ること」より「知ってもらうこと」の方が、実は難しい――今回のアンケートで痛感したのはその点でした。新しい制度を追加する前に、まず今ある制度の周知を徹底する。この会社様はその順番を間違えなかったからこそ、1年で数字が動いたのだと思います。唯一全国平均に届いていない「職場いきいき度」は、次の1年の重点テーマとして引き続き伴走します。
健康経営に取り組みたい企業様へ
おおつかFPコンサルティングでは、健康経営の現状診断から、従業員アンケートの設計・分析、健康経営優良法人(ブライト500を含む)の認定申請、認定後の継続的な改善まで、中小企業の健康経営を一貫してサポートしています。「何から始めればいいかわからない」という企業様でも、現状診断から丁寧にサポートします。まずはお気軽にご相談ください。