【建設業向け】経営事項審査(経審)とは?点数アップの方法と公共工事参入のポイント

公共工事の入札に参加したい建設業者にとって、経営事項審査(経審)は避けて通れない手続きです。しかし「審査の仕組みがよくわからない」「点数を上げるにはどうすればいいのか」と悩んでいる経営者も多いのではないでしょうか。

この記事では、経審の基本から、評価点数の構成、点数アップのための具体的な対策まで、わかりやすく解説します。京都・大阪をはじめ関西で公共工事への参入を目指す建設業者の方は、ぜひ参考にしてください。

建設現場のイメージ

経営事項審査(経審)とは?

経営事項審査(略称:経審)は、建設業者が公共工事を受注するために必要な客観的な経営状況の審査です。国土交通省が定めた基準に基づき、各都道府県または国土交通省が実施します。

公共工事の入札に参加するには、経審を毎年受審し、その結果をもとに「入札参加資格」を申請する必要があります。

経審の評価点数(総合評定値 P)の仕組み

建設工事のイメージ

経審の結果は総合評定値(P点)で表されます。P点は以下の4つの指標から算出されます。

指標 内容 配点
X1 完成工事高(工事実績) 約25%
X2 自己資本額・利払前税引前償却前利益(財務状況) 約15%
Y 経営状況(経営規模等評価) 約20%
Z 技術力(技術者数・資格) 約25%
W その他審査項目(社会性等) 約15%

P点を上げるための具体的な対策

経営戦略会議のイメージ

【Z点】技術者の資格取得を促進する

1級施工管理技士・建築士などの有資格者の数は、Z点に直接影響します。従業員の資格取得を支援し、技術力を高めることが点数アップの近道です。

【W点】社会性評価を高める

W点(その他審査項目)では、以下の取り組みが加点対象になります。

  • 健康経営優良法人の認定(W点の「その他の審査項目」で加点)
  • ISOの認証取得(ISO 9001・14001など)
  • 建退共・中退共への加入
  • 法定外労働災害補償制度への加入
  • 若年技術者・女性技術者の雇用

【Y点】財務体質を改善する

Y点は財務諸表をもとに算出されます。自己資本比率の向上・借入金の削減・利益率の改善が評価につながります。決算前に税理士・FPと連携して対策を講じることが重要です。

【X1点】完成工事高の実績を積む

X1点は2年または3年の平均完成工事高で評価されます。下請けからでも着実に実績を積み上げることが、将来の点数アップにつながります。

経審の申請スケジュール

経審は決算日から1年以内に申請する必要があります。入札参加資格申請の時期(多くの自治体で2年に1度)に合わせて、逆算してスケジュールを立てましょう。

  1. 決算終了(確定申告・決算書作成)
  2. 経審申請(都道府県または国土交通省地方整備局)
  3. 結果通知受領(申請から1〜2ヶ月程度)
  4. 入札参加資格申請(発注機関ごとに申請)
書類申請・コンサルティングのイメージ

まとめ:経審は「戦略的に」取り組む

経審のP点は、工事実績だけでなく、資格取得・財務改善・健康経営・ISO認証など多面的な取り組みで引き上げることができます。「何を優先して対策すべきか」を見極めることが、効率的な点数アップのカギです。

おおつかFPコンサルティングでは、経審の点数分析から、健康経営・ISOと連携した総合的な評価向上支援を行っています。京都・大阪など関西で公共工事への参入・受注拡大を目指す建設業者の方は、ぜひご相談ください。

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